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那古野は路地も楽しい
「猫飛び長屋」など戦前の路地を訪ねて
那古野界隈には、戦前の古民家が連なる細い路地がいくつもあります。猫が向かい側の屋根に飛び乗れるくらい路地が狭いことから、そう呼ばれるようになったという「猫飛び長屋」もその一つ。
「このあたりは戦火を逃れて、戦前からの長屋がそのまま残っています」と話すのは、そんな猫飛び長屋に住む沢井北町内会長の神谷伸二さん。「昔はこの路地に縁台を並べてみんなで夕涼みしたり、隣の家で夕飯を食べたりしたものです」という言葉に往時の風景が蘇るようです。今は休日ともなれば写真を撮る観光客が多いとのこと。暮らす人のじゃまにならないよう、またゴミやタバコのポイ捨てはしないよう、心がけて訪れたいものです。