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堀川

名古屋開府とともに誕生した歴史ある川

名古屋城築城に伴い、城下町へ物資を運ぶ舟運のために作られた「堀川」。当時は、名古屋城西の幅下と海に面していた熱田(宮の渡し)を結ぶ延長約6km、川幅約22~87mの川でした。開削当時の堀留は現在の朝日橋あたりで、川下より新橋(尾頭橋)、古渡橋、日置橋、納屋橋、伝馬橋、中橋、五条橋の七つの橋が架けられました。その後、上流部の開削や下流部の新田開発などが進み、明治初期には庄内川からの取水を開始。名古屋の南北を貫流する現在の堀川の姿となったのです。
江戸時代の名古屋の幹線運搬路として活躍した堀川の沿岸には、尾張藩の蔵や水運関係者の屋敷や御船蔵、貯木場などが設けられ、なかでも納屋橋から五条橋に至る両岸には商人たちの蔵が立ち並びました。その面影を今なお見ることができるのが「四間道」です。通りの東側に高さ1m程の石垣が築かれ、その上に多数の土蔵が現存しています。黒い本瓦、白漆喰の壁、石垣が連なる眺めは、名古屋と堀川の歴史を感じさせる代表的な景観です。

DATA

https://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/15-4-4-0-0-0-0-0-0-0.html