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中村家住宅と屋根神さま
江戸時代の趣が残る町家と箱型社の屋根神さま
那古野界隈に今も残る、江戸時代に建てられた町家「中村家住宅」。軒下は低く小ぶり、正面には連子格子を配し、江戸時代の商家のたたずまいを今に伝えています。
1階部分の屋根の上には、屋根神さまが鎮座しています。屋根神さまは幕末頃から祀られるようになった神様で、名古屋独特のもの。津島神社、秋葉神社、熱田神宮の三柱を祀りますが、中村家の秋葉神社は室町以前の秋葉信仰の修験者、秋葉三尺坊大権現が祀られています。風雨に強い造りの箱型の社が特徴的です。
DATA
【住所】名古屋市西区那古野1-17-5