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法蔵寺の鴫塚

江戸時代に芭蕉がこの地で詠んだ句碑が立つ

お菓子問屋街の明道町界隈から徒歩10分ほど、西区新道一丁目の幅下エリアにある「法蔵寺」の境内には、芭蕉の句碑「鴫塚」があります。鴫塚には貞享4〜5年(1687〜88年)頃に、芭蕉がこのあたりの田中の里で詠んだ「刈跡や早稲かたかたの鴫の声」の句が刻まれています。安政3年(1856年)冬、暒湖・三四等の発起で建てられたもので、文字は竹村鶴叟(たけむらかくそう)の筆です。
昭和52年に名古屋市史跡に指定されました。傍らには当寺の住職が建てた「鴫塚」としるした標石が立っていますが、これは再建碑で原碑は戦災で焼失しました。

DATA

【住所】名古屋市西区新道1-19-36