歴史1
家康の一大都市計画めぐりコース
「エキ・シロ」を代表する堀川、那古野・四間道、名古屋城へ
慶長15年(1610年)、徳川家康の命で始まった「名古屋城」築城と、清須から町を丸ごと引っ越す「清須越」は、いわば名古屋の一大都市計画。城下町が整備され、多くの武士・町人・寺社などが集まり、今の名古屋の原型が作られました。なかでも城下へ物資を運ぶために生まれた「堀川」や、沿岸の「四間道」周辺は、当時のまちづくりの要となった場所でもあります。そんな家康の壮大な都市計画に思いを馳せ、「エキ・シロ」エリアを代表する景観を楽しむコースです。
Spots
見る/堀川
名古屋開府と共に誕生した歴史ある川
「エキ・シロ」エリアを流れる「堀川」は、徳川家康の一大都市計画をめぐるにはまず訪れたい場所です。名古屋城築城と同時に、城下町へ物資を運ぶ舟運のための水運路として作られ、その沿岸には、水運関係者の屋敷や蔵などが立ち並びました。ゆったりと流れる川を眺めながら、往時の賑わいに思いを馳せてみたいですね。
DATA
https://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/15-4-4-0-0-0-0-0-0-0.html
⬇︎徒歩すぐ
見る/五条橋
「清須越」の際にこの地に移築した堀川で最も古い橋
堀川にはじめて架けられたという「五条橋」は、昭和13年(1938年)に、もともとの木橋に似せた意匠でコンクリート製に架けかえられました。御影石の親柱、高欄、擬宝珠、石張舗装が昔の雰囲気を残しています。
DATA
【住所】名古屋市西区那古野1及び名古屋市中区丸の内1
https://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000038070.html
⬇︎徒歩約1分
見る/四間道町並み保存地区
堀川沿いの商人町の面影を訪ねて歩く景観地
江戸時代に堀川沿いで発展した商人町の面影を訪ねて歩きたい「四間道町並み保存地区」。元禄13年(1700年)の大火後に防火の目的と商業活動のため、道幅を4間(約7m)に拡張したことから「四間道」と呼ばれるようになったといいます。当時の蔵や伝統的な建造物を生かした飲食店なども立ち並び、人気の散策コースとなっています。
DATA
【住所】名古屋市西区那古野1
http://shikemichikaiwai.jp/
⬇︎徒歩すぐ
見る/伊藤家住宅
堀川沿い商家の典型例を残す歴史的建造物
四間道町並み保存地区にある「伊藤家住宅」は、堀川沿い商家の典型例として、ぜひ見ておきたい場所。大船町筋(美濃路)西側に南から南座敷、本家、新座敷を並べると共に、堀川に面した東側に表蔵、四間道沿いに3つの土蔵が立ち並んでいます。
DATA
【住所】名古屋市西区那古野1-36
https://www.pref.aichi.jp/kyoiku/bunka/bunkazainavi/yukei/kenzoubutu/kensitei/0116.html
⬇︎徒歩約17分/メーグル約5分(四間道~名古屋城)
見る/名古屋城
徳川家康の名古屋都市計画のシンボル
最後はやはり「名古屋城」へ。慶長15年(1610年)、徳川家康の命によって築城が始まった「名古屋城」は、いわば家康の名古屋都市計画のシンボルです。現在、目にできる金の鯱や五層の大天守閣(約48m)、小天守閣(約24m)は、昭和34年(1959年)が再建されたもの。平成30年(2018年)からは本丸御殿も復元公開されています。
DATA
【住所】名古屋市中区本丸1-1
【電話】052-231-1700(名古屋城総合事務所)
【営業時間】9:00~16:30(本丸御殿入場は~16:00)
【定休日】12/29~31、1/1(4日間)※但し、催事により変更の場合あり
【観覧料】観覧料大人¥500、中学生以下無料、名古屋市内在住65歳以上¥100
https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/